染めのこと

使っている染料は、藍と柿渋のふたつです。藍は着るほどに少しずつ淡くなり、柿渋は反対に濃くなっていきます。色の変わり方も含めて、楽しんでもらえたら嬉しいです。

藍に染める

藍は少しずつ染め重ねていきます。

藍で染めた布を、木のたらいの水の中で両手で洗っているところ

布を藍の液に浸してから引き上げ、空気にさらします。引き上げたばかりの布は緑色ですが、空気にふれると青に変わっていきます。これを何度もくり返し、回数を重ねるほど色が濃くなります。染め終えたら水でよく洗い、余分な藍を落として仕上げます。

着るほどに

藍は着ているうちに、少しずつ色が抜けていきます。袖口や膝など、よく動くところから先に淡くなるので、同じ服でも着る人によって色の落ち方が違ってきます。

藍 — 時間と共に褪せていく
染め上がりの藍染めTシャツ。褐色に近い濃い藍
0日 染め上がり。黒に近い濃い藍です。
一年着た藍染めTシャツ。縹色まで褪せている
1年 縹色に。生地もやわらかくなってきます。
三年着た藍染めTシャツ。折り目から色が抜けて浅縹に
3年 浅縹に。折り目から先に色が抜けます。
十年着た藍染めTシャツ。水浅葱まで褪せた状態
10年 水浅葱に。ここから先はあまり変わりません。

柿渋に染める

柿渋は、染めるというより布に膜を重ねていく作業です。塗っては干す、をくり返します。

柿渋の液に白い布を浸しているところ

青いうちに搾った渋柿の汁を、二年ほど寝かせてから使います。塗って天日に干すと、はじめは薄い琥珀色で、回数を重ねるごとに弁柄色、渋茶色へと濃くなります。繊維が締まって水をはじくようになり、布も丈夫になります。仕上げたばかりのころは柿の匂いが少し残りますが、ひと月ほどで抜けます。

着るほどに

柿渋は、日に当たるほど色が濃くなります。日の当たる面や袖など、よく使うところから茶色が深まっていきます。反対に、擦れるところは少しずつ色が抜けます。

柿渋 — 時間と共に濃くなっていく
塗り上がりの柿渋染めTシャツ。うすい琥珀色
0日 塗り上がり。薄い琥珀色で、生地にまだ張りがあります。
半年経った柿渋染めTシャツ。日に当たった面から茶が差している
6ヶ月 日に当たった面から、茶色が差してきます。
三年経った柿渋染めTシャツ。弁柄色まで濃くなっている
3年 弁柄色に。布が締まって、水をはじくようになります。
十年経った柿渋染めTシャツ。渋茶色に深まった状態
10年 渋茶色に。擦れたところだけ色が抜けています。

商品紹介

紺の地に薄茶の木の葉の柄が散った半袖の開襟シャツ。胸にポケットがひとつ
リーフ柄の開襟シャツ
橙色のAラインドレス。左の前身頃に、渦を巻く蔓の模様が黒で描かれている
蔓模様のAラインドレス
藍染めのロングドレス。左半分は白く抜けた絞りの模様、右半分は濃い藍の無地
藍のタイダイロングドレス
錆朱色のフード付きチュニック。前身頃に黒い蔓の模様と、胸元に風神の絵が描かれている
錆朱の手描き柄フードチュニック

お店について

Kjantatiriは山梨県 八ヶ岳中腹の清里駅前で1984年より輸入雑貨商を長年経営してきました。 現在は近県の道の駅で出店を続けており、引き続き魅力的な品ぞろえで営業をしております。

  • 緑の山を背に、白いテントに染めの衣料やデニムのバッグを並べた出店
  • 鯉のぼりが渡された道の駅の広場に立つ白いテント
  • 道の駅の建物の前、デニムのバッグを並べたテント
  • テントの下に下がるポンチョやニットと、台に並ぶバッグ
  • 道の駅の軒下に張ったテントに、染めの衣料が並ぶ
  • パッチワークのポンチョや柿渋色のワンピースが下がるテント
営業 土日および天気の良い金曜・月曜 9:00頃から17:00頃まで ※12月〜2月頃は雪のためお休みしています。※天候や時期によって変動します。

出店についてはお知らせをご確認ください。