タンニンで鞣した革を手縫いで仕立てています。塗装で色を作らないので、はじめは白っぽく素気ない。使う手の脂と日の光で、少しずつ飴色に澄んできます。

一枚革を裁つ前に広げた俯瞰。銀面の傷や血筋が見えるカット

使うほどに

最初の半年で色がつき、そこから先はゆっくりです。角が丸くなり、傷が馴染んで、面が澄んでいきます。

革 — 澄んでいく
仕立てたばかりの長財布。鹿を彫った面が明るい肌色
DAY 0 仕立てたばかり。明るい肌色で、張りがある。
半年使った長財布。手の当たる面から茶が差している
6 MONTHS 手が触れるところから色が入る。角が丸くなる。
三年使った長財布。全体が飴色になり艶が出ている
3 YEARS 飴色。細かな傷が馴染んで、艶が出てくる。
十年使った長財布。濃い飴色で、彫りの窪みがいちばん濃い
10 YEARS 濃い飴色。ここからはほとんど変わらない。

革の種類と育ち方

扱うのはタンニン鞣しのみ
はじめの印象 育ち方 向くもの
牛 ヌメ 白に近い肌色。硬く張りがある。 半年で色がつき、三年で飴色。傷も濃く残ります。 財布、鞄、ベルト
牛 サドル はじめから茶。厚く、重い。 ゆっくり。艶が出るまで数年かかります。 ベルト、鞄の底、持ち手

どれも染料で色をつけたのみで、表面に膜を張っていません。水に濡れれば染みますが、そのぶん手の跡が残ります。

いまある品

直しながら長く使う道具です
かぶせ蓋の小銭入れの全景。全面に唐草の手彫りと真鍮のホック
小銭入れ
牛ヌメ 1.6mm / 9 × 7cm / 手縫い・手彫り 一面に唐草を彫った、かぶせ蓋の牛ヌメの小銭入れ。
肩掛けバッグの正面全景。蓋に草花の手彫り、真鍮の飾りホックと長い肩紐
肩掛けバッグ
牛ヌメ 2.0mm / 28 × 22 × 10cm / 手縫い・手彫り 蓋と側面に草花を彫った、斜め掛けの牛ヌメの鞄。
長財布の全景
長財布
牛ヌメ 2.0mm / 19 × 9.5cm / 手縫い 角を二重に縫った牛ヌメの長財布。

オーダーと絵柄入れ

寸法を変えて仕立てられます。名前や小さな絵柄も、刻印か手彫りで入れられます。派手にはできません。使うほど沈んで、地の色と馴染んでいく程度です。

寸法の変更札の長さ、鞄の深さ、ベルトの穴位置など。既製の型から起こします。
刻印名前・年号を打ちます。文字は小さく、内側が多いです。
手彫り草花や幾何の小さな図。下絵をお持ちいただいても構いません。
仕上がり寸法変更のみで三週間、彫りが入ると一か月半ほど。

お店について

Kjantatiriは山梨県 八ヶ岳中腹の清里駅前で1984年より輸入雑貨商を長年経営してきました。 現在は近県の道の駅で出店を続けており、引き続き魅力的な品ぞろえで営業をしております。

営業 9:00頃から17:00頃まで ※天候や時期によって変動します。
お休み 不定期 ※12月〜2月頃は雪のためお休みになることがあります。

出店についてはお知らせをご確認ください。

店内、または作業場の引き