扱っているのはG管・F管・C管の三つです。どれも一本で三オクターブほど鳴ります。違うのは音域の広さではなく、その三オクターブがどの高さに置かれるかです。

管の長さで音の高さが決まる

管が長いほど、低い音になります。並べると次のとおりです。

調全長内径音の高さ
F管42cm18〜19mmいちばん低い
G管38cm17〜18mm標準
C管30cm14〜15mmいちばん高い

G管を基準にすると、F管は全音ひとつ低く、C管は四度高い音になります。

G管 — 最初の一本に

標準の調です。教本も楽譜もG管を前提に書かれたものが多く、練習の道すじがつけやすい。指の間隔と息の量のつり合いがよく、独奏でも合奏でも使えます。迷ったらこれを選んでください。

F管 — 低く、落ち着いた音

G管より少し長く、そのぶん音が低くなります。指孔の間隔が広がるので、手の小さい方には押さえにくい。息も多めに要ります。低い音に厚みが出るので、歌に沿わせるときや、合奏で下を支えるときに向きます。

C管 — 短く、高い音

いちばん短い調です。指孔が近いので手が小さくても届き、息も少なくて済みます。ただし管が細く短いぶん、音程を保つには息の加減が要ります。高い音が軽く抜けるので、装飾の多い旋律が映えます。

選ぶときの目安

手の大きさ、息の量、いっしょに演奏する相手。決め手はこの三つです。まず一本ならG管、手が大きく低い音を求めるならF管、指の届きやすさを優先するならC管。

材によっても鳴りが変わります。厚肉の真竹は音の芯が太く、低い側のG管とF管に。細く軽い女竹は息が少なくて済み、短いC管に向きます。店で吹き比べていただくのがいちばん確かです。